米国ジョージア州出身。ダートマス大学卒業後の91年に、東京大学大学院に国費留学をした。帰国後、イリノイ大学でジャーナリズムの修士号、カリフォルニア大学バークレー校で歴史学の修士号を取得。96年からブルームバーグ東京支局、AP通信社ニューヨーク本社、同東京支局、同北京支局、同上海支局で記者の経験を重ね、2003年にウォールストリートジャーナルの東京支局の特派員となる。2005年には、インド洋津波の取材において、アジア出版協会(The Society of Publishers in Asia)から国際報道賞を受賞した。
2005年からニューヨークタイムズ東京支局の記者となり、2009年から2015年の間、東京支局長を務めた。2011年3月11日の東日本大震災直後から被災地を取材し、東北各地の被害を伝えるとともに、福島第一原子力発電所の事故、また日本の原子力行政や原発を巡る利権構造、放射能の予測システム SPEEDI の開示の遅れなどについて調査報道を続けた。「国土を破壊し、原子力事故を引き起こした津波、地震後、日本政府が隠蔽した一連の深刻な失敗を力強く調査したことにより(ピューリッツァ賞ウェブサイトより)」、2012年ピューリッツア賞のファイナリスト(次点)にノミネートされた。
代表作『「本当のこと」を伝えない日本の新聞』(双葉新書、2012年)、『権力者とメディアが対立する新時代』(詩想社、2018年)、『吠えない犬 安倍政権7年8カ月とメディア・コントロール』(双葉新書、2020年)など。出演『新聞記者』(2019年)。